子供達がお寺に集い、のびのびとヨガレッスン

瑞輪寺というお寺でつじもとゆみこさんが行なっているヨガ部には、子供から年配まで地域の様々な人達がヨガマットを持って集まってくる。今回は特にキッズのヨガレッスンについてお話を伺った。

ヨガ部について教えてください
商店街にあるお寺、瑞輪寺でヨガレッスンを行なっています。ヨガマットを片手に、子どもたち、子育て中のママ、働くお父さん、孫のいるおじいちゃん、おばあちゃんなど、さまざまな人々が集まります。 性別、年齢、職業などを取っ払って自分と向き合う贅沢な時間を過ごせる場所です。

子供専用のクラスがあるのですか
3歳から12歳までを対象に、キッズヨガ部という形にしています。小さいこどもたちが通う太陽のクラスと、お兄さんお姉さんが通う月のクラスに分けて、隔週で月2回のヨガを楽しんでいます。

お子さん達はどんなきっかけで参加するのですか
お父さん、お母さんのすすめで始める子がほとんどですが、中にはスポーツの上達のために体作りをしたいという子や、雑誌やテレビなどのメディアで見て、憧れを抱いて参加してくれる子もいます。意識の高さに驚くこともあります。

キッズヨガ部のレッスン内容はどのようなものですか
たっぷりの遊びを取り入れて、 呼吸法、アーサナ、シャヴァーサナを行います。呼吸法はむずかしいので、ティッシュをフーッと吹いたり、耳をふさいでからだの音を聞いたりします。太陽礼拝もこどもたちはすぐにマネできちゃいます。
特に小さなこどものクラスでは、大好きな動物や恐竜の動きをまねしてアーサナをしたり、シャヴァーサナでジッとしていることが難しい時は絵本や詩を読むこともあります。
クラスの最後にはどちらのクラスも、自分の好きなこと、好きな動物や食べ物などを伝え合い、自然と笑顔になって帰っていきます。

子供にヨガを教える中で、力を入れているのはどんな点ですか
体が柔らかいとかかたいとか、出来る出来ない、ということを忘れるように動き続け、子どもが自分自身に集中するようにテンポを大切にしています。
基本的には何をしていても自由なのですが、レッスン前に3つだけお約束をしています。 ①45分間、わたしのこと、ぼくのことを大切にする ②まわりのお友達と比べなくていいから、間違えて、失敗してしまおう ③痛い、辛いときはムリをしないで伝える この3つを時々みんなで思い出しながら進めています。

指導の中で大切にしていることは何ですか
体を強くすることもとても大切なのですが、自分のことを 「だいすき」 って感じられることが私は1番大切なんじゃないかな、と思います。
レッスン中の声かけは出来るだけ否定を避けています。レッスンの始めにする3つのお約束も「~しないで」ではなく「~してみよう」に変換しています。
そして、たくさん子どもたちの名前を呼び、顔を見て話をすること。話は出来るだけ聞くようにすること。一緒にたくさん笑うことを意識しています。そうすることでハッピーな気持ちを高めていきます。

ヨガ部での活動を通じて、子供達にどんな経験をしてほしいですか
自分のからだは自分でコントロールできるということ、息をすることと心はつながっているということを感じてほしいです。 それから、「ヨガ部」と名前をつけたのは、仲間がいることのたのしさを感じてほしかったことと、いつか私がいなくても自分たちで活動できるくらい、ヨガが日常になればいいなぁと思ってつけました。 家でもやってますよー、という声もよく聞きます。